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AIは人類をどこまで変えるのか?

誰もがAIのマネージャーになる日
こんにちは!鈴木です。
今回は「AIは人類をどこまで変えるのか?」という大きなテーマでお伝えします。
先日、社内でアイデア出しをしていたときのこと。「こういう商品があったらいいよね」と話した数分後、別のスタッフが「AIでプロトタイプを作ってみました」と出してきました。言葉にした瞬間に形になる。そんな場面が増えています。
最近は、相談を受けるたびに「AIはどんな意見だった?」と返すようにしています。昔は自分の頭で必死に考えること自体が評価されたかもしれません。
でも今は、少なくとも仕事では「自分の頭だけ」だと周囲が不安になります。AIは人類の集合知です。その分析を使わず個人の考えだけを述べられても、上司も部下も判断に困るのです。AIの分析を添付するのは、もはやマナーかもしれません。
ただし、同じAIを使ってもアウトプットの質に差が出ます。原因はたいてい「前提条件」の渡し方です。とくに「目標」「課題」「制約条件」の3つは重要です。
人間側が「どうなりたいか」「何に困っているか」「縛り(期日・リソース・ルール等)は何か」を伝えないと、AIもベストな答えは出せません。

さらに、出てきた答えを「この場面ではここを直すべきだ」と判断できる眼(基礎力)も必要です。 AIで、能力の格差が埋まるどころか広がりつつあるのは、AIの出力結果が“その人の元の能力”に掛け算されるからだと思います。
私自身、経営計画や新規事業の検討でAIとの対話が増えました。市場・競合調査から派生アイデアまで、舌を巻くような回答もあり、1日1回は心底驚きます。
よく、AIの回答は平均的だと言われますが、私はAIの強みは「抽象化して転用する力」だと思います。無数の事例から共通点を抜き出し、組み合わせて新しいものをつくる。イノベーションの定義は「大発明」ではなく「新結合」です。このプロセスこそ、AIの本領であるはずです。
また、AIの登場で、あらゆる職種は商売の原点に立ち返る必要があります。「作業すること」自体を仕事だと思っている場合、それだけならAIができるケースが増えるからです。
その作業が「誰の、何のためにあるのか」を考え、一段高い視点からAIに指示を出し、目的を達成していく。「作業マン」ではなく、誰もが「お客様の悩みを解決するサービス設計者」であるという自覚が必要です。
ちなみに営業マンや接客業は、今後も人の感情を扱い、現場課題を拾う(=データ化する)役割が期待されるため、むしろ価値が上がる可能性があります。
今後、人間が担うべき領域は「目標設定・課題発見・現状説明・実行・責任を取る」あたりに絞られていきます。言い換えるなら、目標もなく作業をこなすだけの人、何が問題か考えない人、背景を説明できない人、アイデアだけで動かない人、責任感がない人は、AI時代ではより厳しくなるでしょう。

近い将来、知的労働だけでなく肉体労働もAI搭載ロボットが高い質とスピードでこなすかもしれません。世界中の物理データを集め、仮想空間で無限にPDCAを回し、改善結果を現実に反映する。
そうなれば人間が同じ作業をしていてはコスト面で厳しくなります。だから今後は、人を率いる「人間マネジメント力」だけでなく、AIを率いる「AIマネジメント力」が必須になります。
もしこの時代にAIを使わず「全部自分でやったほうが早い」と考えるなら、コスト意識も含めてマインドを変える必要があります。
自分のやり方にAIが合うかどうかではなく、AI前提のやり方に自分を変える。「AIがうまく動かない」のではなく「AIが動きやすいよう会社の形(ルール)を変える」。
かつてスマホが登場したとき、世界中の企業がスマホ対応したように、新しい標準形が出たら、合わせるのはこちら側だと社内に伝えています。
当社は創業時から、「半歩先の未来を加盟店様と歩みたい」という気持ちがあります。
コロナ禍ではZoom練習会などを開催しましたが、AIも同じで、これから全企業、すぐに標準となる技術です。ただし、そのためには「社内のあらゆる動きをデータ化する習慣」が必須です。
でも、手入力は面倒で、様々なAIを組み合わせるのも難しい。そこで当社では、現在、中小企業に特化したAI社内ポータル『ラルズAI(仮)』の開発を進めているところです。
AIが人類の「当たり前」を変える
ビジネスと「効率」は相性が良すぎるため、AI活用は差別化ではなく、単なる前提となるでしょう。
ということは、逆に長期の資産になりやすいのは、効率とは無縁の要素。たとえば、志、信頼、愛嬌、キャラクター、歴史、固有の物語、コミュニティなどが、今後、選ばれる理由になるかもしれません。
では、さらにその先の未来において、「人間がAIのマネージャー」でいられる日は続くのでしょうか?
もし答えがNOなら、人類は「仕事」の定義を書き換えるかもしれません。
自律したAIが価値の大半を生むなら、勤労の概念自体が揺らぎます。ベーシックインカム(BI)の議論も本格的に進むでしょう。 AIが稼ぎ、BIで分配する。私たちは「生活のために働かなくて良い」という歴史の転換点に立ち会えるかもしれません。

とはいえ、人は古来から「創造」と「奉仕」が好きです。何かをつくり、誰かの役に立って喜ばれる。仕事は生活の糧ではなく、人の本能を満たす行為になっているかもしれません。
未来がどうなるかは誰にもわかりませんが、勉強は、誰でも何歳からでもできます。
私も最近、東京大学松尾研究室の『AI経営講座』を受講し、学生1年目だと思って学び直しています。漠然とした不安は、知識と行動量の不足から来ることがほとんどです。
新たな局面が来ても、ゼロから学んでやってみる。固定観念もプライドも捨て、素直に取り入れてみる。
人類はそうやって進化してきたはずです。

鈴木 太郎
(株)ラルズネット代表取締役社長。函館市出身。2006年明治大学卒業。宅建士資格を取得し、野村不動産ソリューションズ(株)入社。不動産仲介(法人営業)に携わる。その後、講師職を経て2010年当社入社。営業部にて制作事業の売上を3倍にリード。2013年同社GM就任。同年、総売上最高値更新。2014年同社常務取締役就任。営業、商品企画、経営戦略を担当。2020年から現職。
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