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地方から、人の暮らしと働きを豊かにする
株式会社ラルズネット 代表取締役社長
鈴木 太郎

地方のお客様の成長を支えることが、私たちの仕事の原点
「不動産会社を立ち上げたばかりなのですが、何から始めればいいのかわからなくて …」
私がこの仕事を始めて間もない頃、そんな一本のお問い合わせ電話がありまし た。慣れていないのは私も同じでしたが、「すぐ伺います!」と資料をカバン に詰め込み、現地に向かいました。
到着したのは、地方にある小さな古ビルの一室。まだ空けられていないダンボールの山の中、これから社長として一歩を踏み出そうとしているお客様が一人で立っていました。社員も顧客リストもホームページもなく、すべてをイチからつくらなければいけません。
どうやって集客するのか、自社の強みは何なのか、そして、将来的にどういう企業にしていきたいのか。互いに膝を突き合わせ、コンビニで買ってきたノートを片手に、時間を忘れてアイデアを出し合いました。それはまさに、自分の会社を立ち上げているような、ワクワクとソワソワが入り混じった時間でした。
やがてそのお客様のホームページが完成し、『不動産連合隊』からの集客が増え、スタッフが集まり、活気あふれる会社へと変わっていく姿を見たとき、はじめてこの仕事のやりがいを肌で感じることができました。
何もなかった場所から、私たちが関わることで人の想いが形になり、世に解き放たれ、社会に良い影響を与えていく。それはまるで、命が生まれ、成長し、自立していく姿を見届けたような、不思議な感覚です。
悔しくて一緒に涙した日も、腹の底から笑い合った日も、お客様と共に歩んだ日々は、まさにドラマそのものです。
二人三脚の姿勢で地方のお客様の成長を支えることこそが、いまでも変わらない私たちの仕事であり、原点なのです。
人口爆縮時代に、中小企業の生産性を倍増させる
ラルズネットは創業以来、「地方から、人の暮らしと働きを豊かにする」という想いを胸に歩んでまいりました。
地域に根ざし、人々の大切な暮らしを支える不動産会社様を心から応援したい。その一心で育ててきたのがポータルサイト『不動産連合隊』です。サイト名の由来も、「地域の不動産会社様が集まり、一緒に街全体を盛り上げていきたい」という想いから来ています。
『不動産連合隊』が目指しているのは、物件を探すユーザー様と地域の不動産会社様、両者にとっての幸せな出会いをつくることです。ユーザー様には、理想の物件と豊かな暮らしを。不動産会社様には、事業の成長と仕事の喜びを。この好循環がやがて地域の未来を変えていくと、私たちは信じています。
一方で、いま日本は「人口爆縮時代」と呼ばれるかつてない転換期を迎えています。2050年までに人口の約5分の1が消滅し、国民の3人に1人が高齢者となり、働き手は3割以上減少します。このような時代において、中小企業が生き残り、成長していくために必要なのはただひとつ、生産性の飛躍的な向上です。
しかし、当社がこれまで3400社以上を支援してきて実感したのは、中小企業こそ旧態依然としたやり方(レガシー)に縛られ、必要な人材・資金・ノウハウが不足しているという現実でした。
実は私たち自身も、かつて同じ壁にぶつかり、社内の制度・システムを何年もかけてすべて作り直した苦い過去があります。このときの経験を活かし、私たちはいま、新たなミッションを掲げています。
それが、「人口爆縮時代の中小企業を支える『生産性倍増プラットフォーム』をつくる」こと。具体的には、マーケティング・効率化・組織化の3領域において、中小企業の生産性を倍増させるシステムとコンサルティングの提供を目指していきます。
これから先も、地域社会と中小企業が持続的に成長し、日本全体がもっと元気になる。 そんな未来を、皆様と共につくっていきたいと考えています。
株式会社ラルズネット代表取締役社長
鈴木 太郎
代表取締役社長 鈴木 太郎
函館市出身。2006年明治大学卒業。宅地建物取引士の資格を取得し、野村不動産ソリューションズ株式会社入社。法人営業部にて不動産仲介業に携わる。その後、学習塾の教室運営・講師業に従事。2010年当社入社。営業部にて制作事業の売上を3倍にリード。2013年同社GM就任。同年、総売上最高値更新。2014年同社常務取締役就任。営業、商品企画、ブランディングを担当。主に会社のクリエイティブ面を指揮。2020年より現職。(社長ブログ)